2007年06月12日

「延期とは断念を意味する」

 「延期とは断念を意味する」

 家に帰って、何気な〜く机の上の本を開いたら、突然こんな一節が目に飛び込んできました。

 「今日出来ることは今日中にやれ」とは、小学生でも知っている教え。でも実際は、「明日出来ることは明日やれ」というのが小生にとっての現実でありまして。

> 延期とは断念を意味することを、誰もが知っている。延期した計画を後日取り上げることほど好もしからざるものはない。後日取り上げても、もはやタイミングは狂っている。タイミングは、あらゆるものの成功にとって最も重要な要因である。

(P.F.ドラッカー 「プロフェッショナルの条件」
  訳:上田惇生 ダイヤモンド社 )

 先延ばしの癖がある自分にとって、もの凄〜く重たい言葉です。座右の銘に加えておこうと思います。





【追記】
 上記の引用箇所には若干の付け加えをしておく必要がありました。

 ドラッカー博士は、仕事で成果をあげるためには、自らの時間とエネルギーを一つの仕事に集中させることが大事だということ、そして、そのためには重要な仕事とそうではない仕事を区別することが必要であると指摘します。

 その上で・・・、

> 実は、本当に行うべきことは優先順位の決定ではない。優先順位の決定は比較的容易である。集中できるものがあまりに少ないのは、劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定と、その決定の遵守が至難だからである。

> 延期とは断念を意味することを、誰もが知っている。延期した計画を後日取り上げることほど好もしからざるものはない。後日取り上げても、もはやタイミングは狂っている。タイミングは、あらゆるものの成功にとって最も重要な要因である。五年前に賢明であったことを今日行っても、不満と失敗を招くにすぎない。延期は断念であるというこの事実が、何ごとであれ劣後順位をつけて延期することを尻込みさせる。最優先の仕事ではないことは知っていても、劣後順位をつけることはあまりに危険であると思ってしまう。捨てたものが、競争相手に成功をもたらすかもしれない。

 ↑を読んでいただけると分ると思うのですが、ドラッカー博士が一番言いたかったことは、「成果をもたらさない仕事を切り捨てることの重要性と難しさ」。「延期とは断念を意味する〜云々」と言うのは、飽くまで世間一般の認識に過ぎません。むしろドラッカー博士は、そういった一般的な認識に惑わされず、無駄な仕事をバシバシ削ってしまいなさいといっているのです。

 つまり、実を言うと、日記本文の引用箇所は、前後の文脈から見ればさほど重要な部分ではないのです。

 ただ、あえてこの様な文脈を無視したとしても、「延期とは断念を意味する」以下の部分は、すごく真理をついていると思いましてね。特に私生活においては、「行動の早さ」は「タイミングのよさ」とほぼ一致すると思うのです。まさに「拙速は巧遅に優る」というヤツでして。


posted by 黙星 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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