2006年12月09日

賃上げ問題 経団連方針のまとめ

 午前中の、この記事の続きです。

 日経新聞が、9日朝、朝刊とwebページ上で、賃上げ問題について報じました。
 日経にしては情報が遅かったかな・・・。

 好業績は賞与に反映・春季労使交渉で経団連方針
 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061209AT3S0802B08122006.html



 さて、各報道から経団連側が「経営労働政策委員会報告」に示した姿勢をまとめると、次のようになるようです。

 ・業績が好調な企業による賃上げについては否定しない
 ・基本的に、企業の好業績の成果は賞与・一時金に反映させる
 ・従業員一律のベースアップは、もはや行うべきではない
 ・労働分配率の調整は、産業や企業ごとに、状況に応じて行うべきだ

 とりあえず、この四点が主な内容と言ったところでしょうか。



 また、日経新聞朝刊によると、労働分配率が低迷しているとの指摘について、「労働分配率の短期的な調整は、賃金や雇用の安定性を損ね、企業経営に大きな影響を及ぼす」と反論しているとのこと。

 同記事では、その根拠として「賃金水準をいったん引き上げると、企業業績が悪化したときに労働分配率が高止まりして収益を圧迫。かえってリストラを招く恐れがあるとの判断」をしたものと解説しています。



 さて、これまでの四つの報道を比較してみて思ったのですが。

 共同通信の記事(ココ)では、上記の四つの主要な内容のうち、三つ目の内容だけしか伝えていませんね。
 明らかに情報が不足しているように思えます。
(まぁ、実際の紙面で記事を見てみたらまた違うのでしょうが、Webページを読んだ限りでは。)

 また、記事では、経団連側の姿勢を「労働組合側を強くけん制している」ものと解釈、「労使の対立を激化させ、景気の行方にも影響を与えそうだ」と指摘しています。

 まぁ、それらも完全に間違った考えとは言い切れないのですが、正確な情報を伝えないままに、記者の分析・主張を前面に出すのはよろしくないですな。
 ちょっと客観性が足りてないと思うのは拙者だけでしょうか?

 ひょっとしたら、経団連側に強い反感や先入観を持っている人物が記事を書いたのかもしれません。


 
posted by 黙星 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内-経済-雇用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

経団連が賃上げ容認か 各報道機関の反応

 
♪東京新聞(共同通信社による記事)
 「一律の賃上げ余地なし」 経団連の春闘指針報告案
 http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006120801000615.html

♪NHK
 経団連 春闘賃上げに慎重姿勢
 http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2006/12/08/t20061208000156.html

♪読売新聞
 日本経団連、07年春闘で賃上げ容認へ
 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061208ib23.htm


 日本経団連が、8日、2007年春闘の経営側の指針となる「経営労働政策委員会報告」をまとめました。

 これを受けての、いくつかの報道機関の反応を比較してみました。
 経団連の「経営労働政策委員会報告」なるものは同じ内容のはずなのですが、報道機関でこうも印象が違うと、興味深いものがありますね。



 なお、Googleで記事検索したところ、朝日・毎日・日経は、まだ賃上げ容認については伝えていません(3時半現在)。
 また経団連のHPを覗いてみても、「最終更新日:2006.12.06」となっています。

 どの報道機関が正確な情報を伝えているのか調べてみたいのですが、今のところ、判断するのに十分な情報が足りない状態です。



 「報告」の全貌がどのようなものなのか、大変興味があります。
 明日の新聞記事に注目ですね。
 特に日経新聞あたりは、詳しく内容を伝えてくれるでしょう。


 
posted by 黙星 at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内-経済-雇用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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